1ぽん、2ほん、3ぼん、・・・物の数え方の単位?助数詞と単位の違いとは
数える物によって変わる数え方、助数詞。
きっかけは、車でお出かけしている際に、「パトカー3つも並んでる!」と子どもが言ったこと。
4歳過ぎたころでしょうか。
それから、「紙は薄いから1枚、2枚だよー」「車は1台、2台だね」などと、数え方を意識して伝えています。
また、4歳11か月頃にこどもちゃれんじのドリルを買った時に、いろいろな物の数え方のお風呂ポスターをおまけでもらいました。
お風呂に貼ってみたけれど、それぞれの数字に、物のイラストとその読み方(助数詞)が書いてあるだけだったので、何を数えるかによって助数詞が変わるということにいまいちピンとこなかったみたいです。
そこで今回は、助数詞について改めて考えてみます。
助数詞にはどれだけの種類があるのか?
助数詞の成り立ちには歴史的背景があるので、全部で〇個です!という定義は見つけられせんでしたが、現在約500程度あるようです。
大辞林のサイトに約500ほどの一覧がありました。
→大辞林 特別ページ 言葉の世界1-6 助数詞
とは言え、知らないものも多いです。
お酒を飲む回数が「献(こん)」、ハサミや斧の数え方が「挺(ちょう)」など・・・
実際に大学生がどれだけの助数詞を知っているかなどを調査した文献などもあり、それによると一般的に使われている助数詞は100程度のようです。
単位と助数詞の違い
何となく単位とごっちゃになっていましたが・・・
単位とはメートルとかリットルとか、ものの量やサイズを測るもの。
対して、数えるものの種類が変わった時に変わるのが助数詞。
コップ1杯の水は、200mlでも1Lでも「杯」で数えますよね。
数える時に後ろに付けるという意味では単位も助数詞も同じように使われているのかな?
助数詞は何歳から理解できるの?学校では習うの?
手元に小学校の教科書がまだないので確実ではないのですが・・・
どうやら小学校1年生で日常的に使用する助数詞は習うようです。
また、小学校受験を控えているご家庭では幼児の頃から受験までに教えるみたい。
ということは5才の我が子はもう十分に助数詞が理解できる頃。
おそらく最初に覚えるのは「個」じゃないかと思います。
「いっこ、にこ、・・・」というかんじ。
そこから、個で数えているのを聞いた大人が違和感を覚え、訂正。
→そんな数え方があるんだ、と知った子供が日常の中で学んでいく、という順番。
例えば、「飛行機は乗り物なのに1台じゃないの?1機?」「お箸は細長いのに1本じゃないの?1膳?」など、なんで違うのか、個別な読み方もあるんだな、ということを学んでいきます。
そうして、大人になる頃にはある程度の物の数え方を覚えて使い分けているというわけです。
助数詞マメ知識3選
雷の数え方はなんでしょう?
1閃(せん)とかかな?と予想していたのですが・・・
正解は、
落雷は1つ、または1個。
閃光は1本、または1筋。
あれ、意外と普通・・・
1袋は「ひとふくろ」ではなく・・・!?
私だけでしょうか、「1袋」の読み方、「ひとふくろ」だと思っていました。
「いったい」と読むらしいですよ!
ただ、「ひとふくろ」と読む人が多いので、どちらでも正しいような雰囲気・・・
10個は「じゅっこ」と間違えやすい
十が「じゅう」なので「じゅっこ」と言いがちですが、正しくは「じっこ」です。
でもこちらも「じゅっこ」の方が一般的に浸透しているため、「じゅっこ」も間違いにはしないという動きが進んでいるようです。
我が子の理解状況
5歳0か月まで:日常の中で会話学習
パトカーを「3つ」と呼んだのをきっかけに、ポスターや絵本、日常の中で、親が意識して数えるようになってきました。
5歳1か月:助動詞を理解し始める
「薬はなんて数えるの?」「電車はなんて数えるの?」
こういう質問が出てきたので、もの独特の数え方があることは理解しているようです。
テレビ教育番組で犬を数えたり鳥を数えたりする時、テレビで「1,2,3・・・」
とやっていると、こどもは単位をつけて「1羽、2羽、3羽、…」と数えていました。
また、朝ごはんの時。
子:「1トーストあるね」
トーストて。それはそれで賢いけども 笑
我が子なりに数え方(助数詞)は何だろうと考えた結果だったんでしょうね。
玉そろばんを買ってからは、色々な数え方に触れる機会が少し増えました。
5歳2か月:数字によって変わる読み方を知る
「これはなんて数えるの?」が増えてきた。意識はしているようです。
しかし、細長いものを数える時、「1ぽん、2ぽん、3ぽん、・・・」と言います。
まぁそうなるよね。
「3ぼんだよー」「1ぽんだよー」と機会があるたびに伝えました。
そして100玉そろばんのカードで順に数えるのを一緒にやっていたところ、えんぴつ?を数える時に「あ、これは変わるやつか!」と言っていました。
まだ正確には数えられませんが、数字によって濁音・半濁音が混ざる単位がある、ということはわかったようです。
今後教える方針
子供自身が考えることが増えてきたので、これは教えてあげないといけない時期になってきたのでこうして考え始めたのですが・・・
教えるのって難しい。
頭は大きい動物?小さい動物は1匹?どこからが大きい?
薄くて平たいものは「枚」薄いってどのくらいから?
母も個別に覚えてなんとなく分類しているので、今は個別に教えるしかないかな、と思います。
ひとまず今は、変わるやつだけ教えようかな。
何となくでも知っていた方が小学校でスムーズだろうし。
よく使う助数詞は「本「杯」「匹」あたりかな。
気を付けるのは2点。
- 何を数える時に使うものか
- 前に付く数字によってどう変わるか
これも明確に出来るようになりました!のゴールはなさそうなので、日々教えていきたいです。
今回は、ひとまず現状5歳の様子を参考までにご紹介しました。
ちなみに3歳は5くらいまでの数を理解してきている時期で、「ふたつ」や「4個」などは言います。
ですが、助数詞に関しては興味なさそうです。
母「ハンカチ2枚だよー」→「ふーん(←相槌)、でね、・・・」
理解していないし理解する気もない 笑