早生まれっ子のおうちで勉強対策

早生まれの子が小学校入学後に勉強で苦労しないために、年長の間に自宅でできるだけ安価に幼児教育をする方法をご紹介します。通信教育や無料の手作り教材、ダウンロード教材など、我が子の発達状況と合わせて記録しています。

我が子のやる気スイッチは「新しい・特別感・自由」でした

やる気が出ず怠けている人形

上の子がひらがなが読めるようになって1年ほど経った、小学校入学前の頃の話。(もうすぐ6歳)

そこまで本好きなわけではなく、本を開くのは夜の読み聞かせの時くらいの上の子。(下の子はちょいちょい持ってくる)

 

でも、久しぶりに自分で図書館で選ばせたことをきっかけに、好んで音読をするようになりました。
苦手なことでもきっかけさえあって、やる気が出れば取り組める!

我が子のやる気スイッチを発見したので、具体例と共にご紹介します。

 

 

我が子(上の子)のやる気スイッチのポイントは主に3つ

以下が、今のところ発見しました我が子(上の子)のやる気スイッチです。

  • 真新しい
  • 特別感がある
  • 自分の好きにできる

 

 

実例1:あまり自主的にやりたがらない読書

自主的に読書を始めたきっかけは、久しぶりの図書館

図書館の子どもコーナー

コロナの関係でしばらく図書館には連れて行かず、母が選んだ本を借りて読み聞かせしていました。
緊急事態宣言が解除され(2021年3月頃の話)、久しぶりに上の子だけを連れて図書館へいったところ、意気揚々として絵本コーナーを歩き回る我が子。

 

選んだのは「おさるのジョージ」シリーズでした。

 

読んだことある方はわかるかもしれませんが、5歳が一人で読むには長い本です。

せっかく選んだので、母が読み聞かせするつもりで借りたのですが、「僕が読む、聞いていて」と音読し始めました。

 

この絵本、長い上に、単語ごとにスペースが空いていないので、区切りがどこか難しいのです。
知育としても大ヒットしているシリーズですが、母から5歳に音読練習用としては選ばないような絵本。

 

ですが、自分で読みたい、と選んだことは大きかったらしいです。

 


夜の読み聞かせの時間に、半分ずつ2日に分けて読んでくれました。

多少、読み間違えや、区切る場所がおかしいなど、意味不明な部分はありましたが、一緒に文字を眺めていなくても、大まかな話の流れは伝わるくらいには読めました。
(抑揚はさすがにないので下の子は飽きてましたが…)

 

それまで自分ではあまり読みたがらなかった我が子が、自主的に読み出したきっかけでした。

 

ここできっかけとなったスイッチは?

色鉛筆で描いたひらめきのイメージ

読まないのー?と何回言ってもだめだったのに、突然読み出した我が子。

いくつか我が子なりのやる気スイッチがあったのでは、と思います。

  • 図書館に久しくいっていなかった = 真新しい空間でわくわく。
  • 下の子を連れていかなかった = めったにない母との二人だけの時間で特別感があった。テンション↑↑
  • 与えられた本ではなく、自分で選んだ本である = 自分で好きにできる自由。

これをきっかけに、他の本も自主的に読みだしました。

 

 

実例2:飽きない勉強用の夏休みドリル選び

夏休みドリルの表紙

現在小学1年生の夏休み。
1か月もある休みで、授業もなく、1人での勉強は続けるのが難しい。

学習ドリルを選ぶ際、母の気持ちは、コスパ的にも手間的にも、ページの多い1冊の本を1回だけ買いたい。

 

しかし本人のやる気を考慮した結果、ドリル選びはこうなりました↓

 

  • すぐにできるような量で、結果的に何冊も買う(真新しい)
  • 夏休みドリルは今しかない、ということ(特別感)
  • 毎回本人を連れて行って選ばせる(自分の好きにできる)

 

結果、夏休みの間に4冊半のドリル(薄め)を、勉強嫌だなーとか言うこともなく終えることができました。

 

 

親ができることはタイミングよく、本人に合うきっかけを与えること

やらせるのではなく、本人がやる気になったときにきっかけづくりが大事だと思います。


まだ読んでいる途中の本が貸し出し期限がきたりしたら、本人やる気があるのでもう一度借りてみたり。
これでもし借りなかったらやる気がなくなってしまいます。

 

いつも5分程度で終わる読み聞かせも、やる気が出ている期間は15分かかって、多少寝る時間が過ぎても許容しました。
下の子も寝かさないといけないし、下の子飽きてきてるし、もう時間が来たから終わり!と言いたいところですが、どこまで読む?と相談して、本人が納得できる終わり方を模索します。

 

 

専門家によるやる気スイッチの入れ方

脳科学者である池谷裕二先生によると、やる気スイッチが入るには下記のようなパターンがあります。

  • 体を動かしたとき
  • いつもと違う経験をしたとき
  • ごほうびを受け取ったとき
  • 目標の人になりきったとき

参考:池谷裕二が指南!やる気が出る「脳」のだまし方

 

ちなみにこの先生の本、脳科学を知らなくてもわかりやすくて好きです。

中でも、イラストいっぱいでサクッと読めるおすすめはこちら。

 

 

おまけ:下の子は・・・

上の子は、元々学ぶのや新しいことが大好き。
きっかけさえ渡せば黙々と取り組んでくれます。(飽きるまでは)

 

一方、まだやる気スイッチを把握しきれていないのが下の子。

「面白くなーい」という言葉を覚えてからは、そればかりで、数日間続けて何かに熱中ということがありません。

 

とは言え乗り物など好きなことはちらほらあるので、下の子のやる気スイッチも探していきたいなと思っています。