息子、小学2年生になりました。
入学するまでは、授業がどのくらいのペースで進むかわからず、不安な部分もありました。
そのため、参考までに、国語の授業がどのくらいのペースで進んだのかご紹介します。
息子が通うのは公立の小学校です。
学校によって差はあると思うけれど、文科省の学習指導要領に基づいていれば大差はないはず?
入学前の勉強に、参考としてご覧ください。
時間割:週5で、1日2回の日もある
時間割によると、国語の授業は週5で毎日。
しかも週の半分は、1日に2時間国語の時間があります。
1日2回も!
自分の時もそうだったのだろうけど、忘れてたので驚きました…
科目自体が少ないのでこんなものなのですね。
ちなみに息子に聞いた感じ、同じ日に2時間以上同じ科目がある場合は内容が違うようです。
国語なら、ひらがな(書き)の時間と、音読(読み)の時間、など。
学習ペース
まとめるとこんなかんじ(一覧)
実際には重複したり並行したりしながら学んでいますが、後からあえてまとめてみるとこんなかんじでした。
読み | 書き | |
---|---|---|
4月 | ー | 運筆練習 |
5月 | 50字程度の音読 | 1文字ずつ50音順に学ぶ |
6月 | 濁音や撥音を含む音読 | 46字すべて完了 単語をなぞる 文の導入(「●●が○○」程度) |
7月 | 拗音を含む音読 3~5段落の長文 |
イラストを見て単語を書く |
夏休み前 | カタカナ開始 |
カタカナ開始 |
10月 | 漢字始まり 訓読みから |
「木」から漢字始まり |
3月 | 数ページの音読宿題 |
漢字完了 |
4月:慣らし~運筆練習
1週目、1日学童で過ごす時期が終わると、2週目は入学式です。
いきなり授業は始まらず、学校のルールなどを学びます。
慣れの時間ですね。
3週目には、授業が始まりました。
今度は教科書に慣れる期間の印象です。
冒頭のイラストのページを眺めたりとか、絵について話したり。
プリントなどの目に見える成果はないので、子どもに何をしたのか聞いていました。
しかし、ほぼ毎日同じ答えで、同じページをいったりきたりしている?雰囲気です。
鉛筆をメインに使っている印象はこの頃はありません。
5週目に、息子待望の宿題が始まりました。
最初は運筆練習で、線や1本書きの絵をなぞるプリントです。
鉛筆の持ち方も習ったのかな。
また、「今日はどのページだった?」に対して冒頭のページばかりだった息子の答えが、少しずつ違うページに移りだしました。
教科書が進み出した気配がします。
5月:音読、ひらがなの書く練習が始まる
教科書の音読が始まったようです。
宿題にも音読が加わりました。
初めての音読は、「あ」から始まる50字の文です。
最初は"大丈夫?"という読み方でしたが、毎日同じページを練習しているとさすがに上手になってきました。
数日同じページを読み、ある程度すると違うページに進みます。
今教科書のこの辺りを授業で学んでいるのかな、と想像しながら聞いていました。
中旬からは、ひらがなを書く練習が始まりました。
ひらがなの教材は学校に置いて帰るルールのようで、持って帰ってこないので進捗がわかりません。
ひらがなを書く宿題で1日2文字ペースなので、授業もそのくらいなのではと思います。
学ぶ順は、書きやすい順ではなく、「あ」から50音順のようです。
6月:単語や文も学び始める
宿題の音読では、撥音(小さい「っ」)や濁点(「がぎぐげご」等)を練習する文を読むようになりました。
また、書く練習では今までのひらがな1文字だけではなく、単語を書く練習も宿題に見られるようになってきました。
単語は、一から考えて書くのではなく、なぞって、それを見ながらももう一度書く、というものです。
新しい文字を学ぶ+学んだひらがなの復習(単語)の並行学習です。
6月の末には、ひらがな46文字すべてを学び終えていました。
さらに、教科書では文を学ぶ段階まできているようで、2週目には文をノートに書いて帰ってきました。
この時初めての国語ノートが使われた形跡が見られます。
ひらがなを学びつつ、復習しつつ、単語も覚えて、文のルールも学び始める・・・
こう考えるとすごい勢いで学んでいます。子供ってすごい!
7月:なぞらず、考えて書く
国語の教科書は、読むものが3~5ページほどある長文になり、段落分けをしていました。
そういえば小学生の頃そんなことしたなぁ。
あいうえおの全文字が載った文などを、音読の宿題で読んでいます。
「あめんぼ あかいな あいうえお」とか。
今まで特定のひらがな1文字について、書き順や単語を練習するのがメインだった宿題が、絵を見ながら単語を書くものに変わってきました。
線で結んだり、なぞったりもありますが、いちから考えて書く形式もあります。
息子の場合、イラストを見て名前を書く問題で、いくつかわからないものがありました。
例えば「のれん」など。
元々語彙の量が少ないのは気になっていたので、今語彙を増やすチャンスでしょうか。
夏休み前:カタカナ&文の学び始め
夏休み前にはひらがなを学び終えて、カタカナの学習が始まり、文の学習も本格化してきます。
文の練習は、「○○が○○」「○○を○○」などの短い文が中心。
ハロウィン頃まで:漢字の学び始め
カタカナを、授業で学ぶのが一通り終了します。
それに伴って、この頃から漢字を学び始めました。
また、今まで短文だった文の練習も、1ページ分を日記形式で書く練習が始まりました。
一番最初に学んだ漢字は「木」で、その後は漢数字に続きます。
11月頃には音読みを知らなかったので、漢字ごとに音読み訓読みを学ぶわけではないようです。
しかし12月中旬には音読みを知っていたので、新しい漢字を学ぶと同時に、平行して熟語(音読み)も少しずつ学んでいるようです。
3月:総復習
3月中頃には新しい漢字の学習がひとまず終わり、復習の時期に突入したようでした。
学び終えたとは言っても、熟語まではそこまで学んでいないようで、「生きる」の字は知っているけれど、「生ぶつ」「花を生ける」などはわからない様子です。
1年生を終える息子の様子
1日に2~3個の漢字を学んでくるので、次々とよく覚えられるなぁ・・・と感心します。
そんな息子は、まだまだこんな間違いをしています。
- 「いつか」の漢字を書くのに「一日」と書いていた
- 「八」を「入」と書いていた
夏休みにやっておいた方がいいこと
読みの練習は宿題でカバーされている
国語の宿題では、プリントや日記の他に、毎日の音読チェック表がありました。
繰り返して読み方を忘れないようにするのは、宿題をこなしていればできそうです。
書く練習は宿題以外にもやったほうがいいかも
逆に文字を書く方は、プリントが数枚あるだけ。
我が子の場合は最初の数日で終わらせてしまったので、(一気に終わらせないようにって注意書きがあったけど・・・)ドリルや家でのプリントで、書くことを忘れないようにする必要はありそうです。
そのほかに母ができたらいいなぁと思っていたことは下記です。
- 文字の書き順が正しく覚えられているか確認する
- 語彙を増やしたい
宿題でも知らない物の名前がちらほら見られたし、日常生活でも物の名前を間違えていることがよくあるので、「あれなーんだ?」の会話を意識的にできればと思ってすごしていました。
おまけ
ちなみに夏休みの前頃、お手紙を何度か学校に持って行っていました。
高学年との触れ合いの時間があるようで、その時に渡したようです。
そしてその日のうちに、メモ帳に書かれたお返事を持って帰ってきました。
相手は高学年の女の子。
さすが、内容も文字の綺麗さも素晴らしい。
小学1年生の我が子には良いお手本でした!