我が子5歳1か月。
ひらがな、カタカナが読めるようになったので、パソコンのキーボードを扱うためにも、ローマ字も早めに教えておきたいなぁと考えました。
まず読み方をどうやって教えようかなと考えていたのですが…
「aiueo」は「エーアイユーイーオー」と教えるの?「あいうえお」と教えるの?
考えている間にローマ字ってなに???という疑問が。
調べてみたので、まとめます。
(あくまで素人のまとめですのでご理解くださいませ。)
- 日本ではローマ字と英語がどちらも「英語」とされている
- ローマ字とアルファベットとの違いは?
- ローマ字と英語の発音の違い
- 発生した疑問
- ローマ字表記で書く練習の前に知っておきたいこと
- 我が家では、幼児の間はアルファベットだけ教えます
日本ではローマ字と英語がどちらも「英語」とされている
まずローマ字と英語は別物、ということ。
ローマ字とは、ラテン語を表すのに使われていたのが由来で、音ではなく表記のこと。
いぬ → 言語は日本語で、表記は平仮名。
dog → 言語は英語で、表記はローマ字。
inu → 言語は日本語で、表記はローマ字。
ただし、日本の学校では特に区別せず、どちらも「英語」として学びます。
後にも書きますが、これが英語が苦手な日本人の多い原因の一つじゃないかと思います…
ローマ字とアルファベットとの違いは?
現在の日本での使用感的には、おおざっぱに言えば同じ物。
アルファベットとは現在では表記文字を示す時に使われる言葉のことを言います。
アルファベットには色々種類があって、日本において「アルファベット」と言うと「ラテンアルファベット(ローマ字)」を指すようです。
子供に聞かれたときは、どちらも表記文字で、アルファベットの1つがローマ字だよ、と教えようと思います。
(子供に言うのにもっと違う言い方があれば教えてください)
ローマ字と英語の発音の違い
日本語の母音は
- 表記 → a,i,u,e,o
- 発音 → あいうえお
です。
日本語は他の文字も子音+母音なので、発音もこの5つで表せてしまいます。
これが日本で言うローマ字です。nekoとかieとか。
しかし、英語の母音は同じaで表記してあっても単語によって発音方法が違います。
- 表記 → a,e,i,o,u
- 発音 → 前後の単語で変わる
<例>
cup(カップ)= /kʌp/
cat(猫)= /kæt/
日本人がカタカナ英語で発音するなら「カップ」と「キャット」。
日本人からしてみれば同じ「ア」なので、その違いがわかりません。
いや、聴き慣れればわかるのですが、その違いを学校では発音記号などの説明もなく、真似しましょう!と教えられます。(少なくとも私はそうでした)
英語圏の人は全く違うものとして使い分けているので、日本人が同じつもりでカタカナ英語で発音しても通じないのです。
発生した疑問
そうするとABCの歌(英語版)の発音はどのaで?
ベースとなる文字の読み方、名前のようなものがあるみたいです。
(フォニックスと呼ばれる発音のルールについてはまた別記事で…)
英語圏の人はローマ字をどう読むの?
日本のローマ字表記の発音ルールを知っていればよめることが大半のようです。
知らない場合は英語の発音ルールで読むため、近しいものにはなるけれど、違う発音になることもあります。
例えば、「uni(うに)」は日本のローマ字の発音ルールを知らないと「ゆにー」とかになってしまう。
街中で見かけるローマ字は外人のために書いてあるのではないの?
外国人のため、という目的で書かれていることも多いようですが、日本人の自己満足のようです…
ローマ字は海外のどこで通じるのか?
日本人が普段使用しているローマ字表記は、正確には日本でしか通じないようです…
というのもこの日本でのローマ字、日本語を世界共通語で表記することで国際進出しよう!的なことで、国内で作られたものらしい。
ローマ字表記で書く練習の前に知っておきたいこと
ローマ字には種類がある
日本で使用されているローマ字表記にはさらに種類があります。
「し」が「si」「shi」だったりするのは、この種類が違うため。
種類には「日本式」や「ヘボン式」などがあります。
学校で最初に習うのはおそらく日本式ではないかと思います。
「hu」「sya」とかです。
一方で、ヘボン式では「fu」「sha」と表記します。
また、東京は「kyushu」「kyuusyuu」という表記がありますが、後者は正しくないようです。
ローマ字として正しい書き方は「kyushu」。
「kyuusyuu」は、キーボードで打つ時の書き順を示したものだそうです。
パスポートではヘボン式で書くことが多いのではないでしょうか。
アプリ学習ではまった書き順の罠
体験談なのですが…
ABC…の書き順を子供にアプリで練習させようとした時のこと。
当然のことながら日本語ではなく、日本語未対応の英語版アプリも豊富にあります。
英語だったので疑いもなく試しにインストールして母が使用してみたところ、とあるアプリは「A」の書き順が間違っていました 汗
書き順アプリは親が一度確認した方が確実です。
我が家では、幼児の間はアルファベットだけ教えます
3歳と5歳の我が子、さすが色々な英語をあちこちで聞くことのある現代っ子なだけあって、ABCの歌とか妙に発音がいい時があります。
母には真似できない…
自分ができないだけに、ローマ字を早々に覚えることで、この素敵な発音がなくなってしまうのはもったいないと思います。
そこで今回調べた結果、ローマ字表記を覚えさせるのはやめることにしました。
ローマ字を学校で習うのは小学3年生頃でしょうか?
というか、我が子がそのくらいになる頃には英語としてローマ字を教えるのがなくなっているかもしれない…
とは言えキーボードを打つのに必要だったり、街中にあふれていたりするので、日本で生活するのに避けては通れないものですが。