早生まれっ子のおうちで勉強対策

早生まれの子が小学校入学後に勉強で苦労しないために、年長の間に自宅でできるだけ安価に幼児教育をする方法をご紹介します。通信教育や無料の手作り教材、ダウンロード教材など、我が子の発達状況と合わせて記録しています。

ひらがなを書けるようになった子どもが、文を書くために必要なこと

「おかあさんへ」というお手紙のアイキャッチ

まだ小学校に入る前で、文を書くルールを知らず、ひらがなを書けるようになった頃、お手紙ブームがやってきました。

 

頑張って文字を書いているのですが、気持ちが先走るらしく、いろいろルールがおかしいことになっています。
ひらがなを書けるようになった=人に伝わる文が書ける、ではないのだなと気づきました。

子ども目線ならではの、文を書く難しさをご紹介します。

 

我が子の成長過程

5歳0か月頃:声に出したものを1つずつ文字に置き換え

3文くらいのお手紙らしきものを書くようになったので、最後に「。」をつけることを教えました。
でも、文章のまとまりや、単語のまとまりがわからないみたい

よって、文の最後もわかっていません。

声に出したものをそのまま文字に置き換えているようです。

小さい「つ」は必ず抜けます。

 

さらに濁点や撥音あるものは、言葉→文字への置き換えもまだ難しいらしく、1字ずつ言葉で読んだのを文字に置き換えてあげます。

 

子:「いっしょ(一緒)に」って書きたい

母:「い」、小さい「っ」、「し」に小さい「ょ」で「しょ」、「に」

 

「一緒に」という言葉が文字としての「いっしょに」にはならないようです。
読むのはできるのにね?

 

ひらがな一文字ひともじは、見本も見なくても大半は書けているし、書くのもだんだん早くなってきました。

 

5歳2か月頃:書く方向が下から上・・・

単語と言う概念が出てきて、文ではなく単語を並べて書いている際には、その単語ごとを四角の線で囲むようになりました。

ただし、お手紙を書くときは上から下に向かって書くのに、メモを書いているときはなぜか下からの積み上げ式。

 

また、縦書きを久しぶりに書いていて、見ると左から右に書いていました。

絵本だと横書きのものが多いので縦書きに触れる機会が少ないからですね。

 

 

5歳3か月頃:見やすい改行位置がわからない

買い物リストみたいなのを書こうとしたときに、
--------
ばなな、ぎゅうにゅ

--------
になっていました。

見やすい位置で改行という概念はありません。

ついでにカタカナで書くものの区別もあまりついていません。

 

 

6歳5か月頃:文を授業で習い始める

そして小学1年生の夏、現在。
学校の授業ではひらがなの学習が終わり、その途中で句読点や助詞など、文を書く練習が始まっているようです。

書きたいことをそのまま文字にするのはすらすら書いていますが、同じような音を文字に変換するのがまだ難しそうです。

 

話し言葉を文字にするのに難しいのは、以下のような点です。

  • 「でんは」と「でんわ」
  • 「みづ」と「みず」
  • 「おとうさん」と「おとおさん」
  • 「こおり」と「こうり」

読めるのですが、ここ違うよ?というかんじ。

 

また、「ケーキ」のような長音は、見たり経験したりしていないとわからないようです。

「けえき」と書いていたので、「伸ばすんだよー」というと「あぁ」となるので、どこを伸ばすかはわかっている様子。

 

 

文を書くために必要なこと

正しくひらがなを書けるようになってから、文を書くまでに学ばなければいけないことを考えてみました。

子どもから母への感謝の手紙

 

話し言葉→単語への変換ができるようになる(語彙力が必要)

最初の頃、「げんき」の「ん」が抜けて「げき」と書いてありました。
だいぶ慣れてきてからでも、「つうしょく」と書いていて何かと思えば「給食」だったり。
「おやつ」を書きたくて「おあつ」と書いていたり。

言葉として単語を知っていても、文字としての単語を知らないようです。

きっと絵本などで語彙力が上がっていくことで、解消していく問題だと思います。

 

 

カタカナとひらがなを使い分ける

戦隊ものの「○○ジャー」や「プール」など、ひらがなで書いています。

入学前にカタカナも覚えたはずの息子ですが、ひらがなで書くものとカタカナで書くものの区別がつかず、あまりカタカナは書かなくなってしまいました。

 

これも語彙力が上がれば区別がつくようになるのかな?
生活で目にしたり、ドリルなどで見ることで何となく覚えていくものかなと思います。

 

ちなみに区別を教えようと思った場合は、「外来語はカタカナ」でしょうか。
でも、ひらがなでよく書く「じゃがいも」は元は外来語らしいですよ・・・

 

 

 

読みやすくまとまりを意識 

段落が揃っていない子どもの手紙

一般的に、横書きは左から、縦書きは上から書きますよね。
箇条書きのや、図説の場合も、人の目の動きを考えれば基本的には同じです。

 

我が子の場合、上から下へ、横書きは左から、と言うルールは一応分かっているけれど、スペース的に入らなかったという理由で色々なところに書きだすので、最終的に読めないものになることもありました。

どこからどう読むの!?という説明を求めることになり、子どもに説明してもらって読み順がわかると、きちんと読めるのです。

 

 

また、同じくらいの大きさで文字を書いたり、句読点の後は少し間をあけたり、読みやすい位置で改行したり、他人が読みやすい文を書くためにはそういう暗黙のルールも必要そうです。

(実際にデザインの世界では文字の大きさを揃えたり、まとまりを作ったり、という基本の4原則があります)

 

  

 

まとめ

わたしの中での結論、大事なのは読み聞かせ!?


語彙力や文のまとまりを認識する力は、絵本の読み聞かせ→なんか書いてある、の繰り返しで、少しずつ育ってきている気がします。

 

とは言え大人から見ていて「んん?」というものでも、本人が楽しければ、何だかんだ書くことを継続できるので、それさえあれば成長しています。


思えば最初の頃は、「(紙に)入らないぃぃどうしたらいいの」など、書くことに対しての戸惑いが見られましたが、今に至ってはかなり自由に書いています。

楽しむことが一番ですね。