小学校に入学した4月頃の話。
待ちに待った小学生!勉強する気満々の我が子。
このやる気をどこに使おうと、家で勉強に取り組んだ結果、1週間で2冊の入学準備ドリルを終わらせてしいました。
年長の夏に取り組んでいた入学準備ドリルも合わせて、ドリルの違いを感じたままにご紹介します。
※今回ご紹介するのは2021年版で、あくまでも個人の感想です。
※商品リンクは2023年版に更新していますが、ドリルの内容の写真は2021年版のものです。
入学直後こそドリル!やる気に反してすぐには勉強が始まらない1年生
1年生で習う内容が盛り沢山なようだったので、すぐにでも宿題や授業が始まるのかと思っていました。
でも実際は入学してすぐに勉強は始まりませんでした。
入学後にまず学んだのは、トイレの使い方とか、ロッカーの管理とか学校でのルールとか。
しばらくは宿題もないので、勉強する気満々だった息子はドリルにやる気をぶつけていました。
せっかく年長の間に習慣づけた家での勉強も、途切れてしまうともったいないですしね。
さらに我が家の場合は学童に行かせていたので、4月1日から入学式までは、朝から夕方まで学童です。
学童の時間がたっぷりあり、勉強時間が設けられるようで、ひとりでできるドリルを持ってくるように指定もありました。(1年生は塗り絵とかでもいいみたい)
「ひとりでできる」とあったので、1年生用の復習ドリルではなく、入学準備ドリルにお世話になりました。
入学準備ドリルの比較
入学準備ドリルとは、毎年6月頃に発売される、次年度入学の子を対象にしたドリルです。
読み書き、数字、生活など様々な分野の確認が1冊でできるのが一般的。
各社の入学準備ドリルを、個人的な感想と共にご紹介いします。
ベネッセ:入学の準備国語・算数ワーク 入学直前編
- 一番カラフルで全面イラスト。遊び要素満載
- ページは他のドリルに比べて少なめ
- 始めてドリルに取り組む子におすすめ
カラーで楽しい雰囲気のため、問題集!と気負わずに取り組めるドリルでした。
問題数は少ないので、復習として使う我が子の場合、2日間ですぐ終わりました。本当に直前でも大丈夫そうです。
後半は「は」「を」「へ」を使った文作りや、200字程度の文章を読んで内容を答えるものなど、入学時点にしては難しいかな、というものも。(おそらく1年生の夏〜秋あたりで学ぶ内容かな?)
一人では難しいだろうと思った問題は、一緒にしました。
一応運筆や鉛筆の持ち方の箇所はあるものの、わかっていないのに学ぶものとしては、向いていないかもしれません。
また、個人的な感想ですが、出版社であるベネッセコーポレーションは通信教材がメインなせいか、書籍であるワークにはまだ安定性がないように感じられます。
内容はばっちりなんだけど、本として毎年本当に出版されるのか・・・?
Z会:小学生わくわくワーク入学準備
Z会の入学準備ワークには、「基礎」「応用」「考える」があります。
- 内容が充実していて少し難しめな印象
- 他と比べると問題文が長い気がする
入学前でまだすらすらひらがなを読めない子のことを考えると、問題文は親が読む前提なのかな?という印象でした。
基礎編
クイズ風と言いますか、バリエーションが多いなというドリルでした。
迷路とか、言葉を探そうとか、色を塗ろうとか。
ハサミで紙を切って問題で使用するページもありました。
飽きやすくて色々なことをやってみたい子におすすめです。
なかでも、「経験」のページがあるのが特徴的でしょうか。
近所の木を調査してみよう、では、息子に付き添って公園へ行き、葉を観察したり木に耳をあててみたり。
母も懐かしい体験をさせてもらいました。
最後には英語教材も4ページだけついていました。
考える力編
入学準備ドリルの中でも最後に取り組んだドリルです。
1人でするには難しい内容が多く、問題を読んでも意味が理解できないらしく、多くの問題で母の説明が必要でした。
例えば足し算の穴埋めは問題を読まなくても、過去に経験していれば雰囲気で何を答えたらいいのわかりますし、足し算を知っていればできますが、この問題集ではそうはいかないものがあるのです。
条件を変えてグループ分けする問題や、変化の法則を自分で見つけ出す問題など、まさに「考える」ドリルです。
息子は子のドリルを経験することで、あみだくじやクロスワードに初めてきちんと出会いました。
学研:入学準備 この1冊で完成!
- 付録が多め
- 基礎から満遍なく網羅
3冊の中で一番盛りだくさんの印象でした。
ひらがなを1文字ずつ書く、数字を1から順に書く、数える、など、しっかり網羅したい場合はこちらがおすすめです。
(ひらがなら50音表みたいに全て書くのはZ会のドリルにもありました。記入欄は学研の方がページ数も使っていて、大きめです。)
ちなみに我が家は入学直前ではなく、年長の夏に取り組みました。
ドリル後半には長さくらべや、漢字も少しあります。
文章問題はなかったので、書く学習が中心になりました。
くもん:入学準備ドリル
- 遊び要素少なめ
- カラーが少なく、勉強してる!というイメージ
- 「20〇〇年版」というくくりがなさそう
- 黙々と取り組んで量をこなすのが好きな子におすすめ
比較まとめ
- 初めてでじっくり学んでいくなら → 学研
- しっかり復習した感がある → Z会
- そこまで子供の負担にならずにどこまでわかっているか確認する → ベネッセ
- 量をこなしたい→くもん
この時期に復習としてドリルをやって良かったこと
間違えてやり直すことを体験した
今までのプリント学習やドリルでは採点はせず、間違ってる問題を指摘するだけでした。
入学準備ドリルでは、少しやり方を変えて、その場で直させることはせず、丸以外のマーク(時には✖️)をつけて、一度持ち帰って、間違えた箇所をまとめて見直しさせるようにしました。
復習する、という行為の練習にはなったかな?
我が子、新しい問題が苦手なことが判明
たとえば、こんな問題。↓
同じものを見つけて線で結びましょう、という問題。
普通に考えたら、上と下は別々の設問ということがわかりそうなもの。
でもわからなかったみたいです・・・
なぜなら、このパターンの問題を一度もやったことがなかったから。
一度経験してしまえば次からは出来るのですけどね。
周りの様子を見て想像するのは苦手らしい。
色々な問題のパターンを見せないといけないなー
様々な問題形式を見るきっかけに
例えば「大きい方を選びましょう」など答えはほぼ間違えずにわかる問題でも、出題形式が違うと間違える場合があることがわかりました。
問題の出し方が似ていても、色々なパターンがあるのだよ、と言う経験になったと思います。
漢字に少しだけ触れられた
今まで何となく、「ひらがなでもカタカナでもないし漢字だよね」という様子で、「読めないもの」だった漢字。
今回初めてお勉強として触れました。
このことで、「僕には関係ないもの」だった漢字が、「小学校に入ったら習うもの」になりました。
また、「川」「山」などは「僕が覚えられるもの」(←決して難しくて大人向けなわけではない)という認識になったと思います。
まとめ
入学準備ドリルをやってみて、様々な問題に触れられて、我が子の反応を見れてよかったと思います。
約1年前から取り組んだ結果が、4月の入学時点で確認でき、母も安心できました。
逆に入学後の学習にまだ不安が残る場合は、やる気満々の入学直後がチャンスかもしれません!