小学2年生の息子、Scratchを始めてみることにしました。
一人でもできるような本を探したところ、良さそうな1冊の本を発見。
実際に使ってみてよかったのでご紹介します。
「作って学ぶScratchドリル(O'REILLY KIDS)」
今回子どもが使用した本は「作って学ぶScratchドリル(O'REILLY KIDS)」です。
※Scratch3.0に対応しています。
この本に書いてあるのはざっくりこんなかんじ。
スクラッチの基本から+αが学べます。
詳細な目次は公式のオライリーに載っています!
O'Reilly Japan - 作って学ぶScratchドリル
特徴1:1つずつ図で全部のっている
画像がとにかく多いのが、この本の特徴です。
ブロックをつなげる様子がすべてイラストで書いてあるのでわかりやすいです。
本をあまり読まない子どもでも、読もうと思う気になる本です。
最初から「難しいっ」と投げ出す可能性が低いので、プログラミングに前向きでない子でも取り組みやすいのではないでしょうか。
特徴2:はえたたきゲームが作れる
基本的な操作に慣れた後は、最終的にゲームを作ることができます。
ゲームを作るという目標があることで、楽しみがあり子供が集中して取り組んでくれます。
「あれ、なんで消えないの?あぁまだ書いてなかった」など、自分がブロックを作る→ゲームでできることが変わるという過程をしっかり学べます。
特徴3:スモールゴールドが設定されている
各内容ごとにできたシールを貼る箇所や、ゲーム作りでは各段階でのクリア条件チェックボックスが用意されています。
小分けにして学ぶことができ、達成感が味わえますね。
あまり取り組みに前向きでない子の場合でも「今日はここまで」とゴールがハッキリしていると、頑張れると思います。
対象年齢は?小学2年生でできる?
公式には明確に対象年齢は出ていませんでした。
Scratchが小学1年生頃からとされているので、そのくらいでしょうか。
少し親の手助けが必要な箇所はあるますが、基本的にはブロックを本の通りに置けば進められるので、小学2年生で問題なく楽しめています。
参考までに、親の手助けが必要だった箇所をご紹介します。
まず、演算ブロックを使用して多角形を描く練習があります。
小学2年生(夏)では割り算や角度をまだ学校で学んでいないので、その点は少し難しそうでした。
しかし、前に述べたように、ブロックの置き方はすべて図で載っているので、プログラムを作ることはできます。
意味を理解できているかは怪しいですが、本人は楽しんで取り組めていました。
そして、小学2年生夏の時点で、ところどころ読めない漢字がありました。
本の本文は読み仮名がふってあるのですが、ブロックが漢字表記なのです。
我が家ではScratchの画面をひらがな表示の設定にしていたので、見比べて同じものを探すことができず。
これはなんて読むの?と聞いてきました。
これはあえて画面表示を漢字にすることで解決しそうですね。
あとは、キーボードで文字入力をすることが少しあります。
ブロックの定義などです。
本ではローマ字表が記載されています。
息子はローマ字が初めてだったので、表を見ながらいれられるように手伝いました。
学校ではタブレットを使う際に音声入力を使用しているようです。
小2が実際に使ってみた
一人でできた
小学2年生夏休みを取り組んで、基本的に1人で進めていました。
理解できていなくても次に進めてしまうので、我が家では1ページずつ理解できているか確認しながら進めました。
1人でどんどん取り組めるので、息子が先に行きたくて仕方がなかったようです。
息子は特に、ハエたたきという叩けるゲームがお気に入り。
ボタンを押すと叩くアクションが楽しいようで、ハエを叩けるようになった段階で、何度もやっていました。
何日かに分けて、自分から「やりたい」と言って取り組んでいました。
音はならない!数字を全角入力してました
この本に取り組んでいて、唯一「わからないね」と戸惑った点です。
音楽ブロックで音を鳴らす部分で、記載通りに入力しているのに、途中から音がならないということがありました。
1つずつ確認したところ、拍数を入れる数字が半角ではなく、全角になっていたのが原因でした。
(我が家はノートパソコンでテンキーがない状態でやっていました。)
関連本「作って学ぶScrachドリルアクションゲーム編」
同シリーズで続編として「作って学ぶScrachドリルアクションゲーム編」もあります。
※こちらはまだ我が家では子どもは取り組んでいません。親が使ってみました。
できること
操作方法やブロックの操作練習はなく、1つのアクションゲームを作ることがメインです。
主人公を動かしながら、画面を左から右に歩いてゴールを目指します。
コードをどう組んだらいいかは全部載っているので、Scratchの基本がわかっている人はこちらから取り組んでも問題ありません。
アクションゲーム編では操作するスクリプトが増えて、より複雑になります。
画面を動かす仕組みが少し特殊なので、小学2年生ではそこを理解するのは難しいかな!?と思いました。
誤植情報
公式には誤植表記が見つからなかったのですが…誤植?と思われる箇所です。
アクションゲーム編の49ページ。
主人公の歩数を変えるのはこの位置にしないと、しょうがい物にぶつかりつつも歩き続けている時におかしくなるような。
まとめ
この本は、初めてScratchに取り組む方にもオススメできます。
Scratchの本はたくさんでているので、息子と相談しながら他の本もしてみたいなと思います♪