助詞と呼ばれる「は・を・へ」の文字たち。
1年生でつまずきやすい単元としても知られています。
我が子も文字が書けるようになった最初の頃は、例にもれず使い分けができていませんでした。
2年生になった今でも、問題ではあまり間違えませんが、お手紙を書くときなどに間違えたりしています。
学校でどのよう教えられているのか、子どもからの情報ではわかりません。
この記事では家でおこなった助詞の学習方法について、ご紹介します。
助詞とは
それだけでは意味を成さず、他の言葉と結びついて補助をする言葉です。
「は」「を」「へ」の他にも「も」「の」とかも。
助詞の中でも同じ読みかたをするもの「は・わ」「お・を」「へ・え」が、言葉を学んでいる小学生低学年にとって、難しいとされています。
「助詞」という言葉は小2でもまだ習っていないようです。
そのため「つなぎ言葉」とか「くっつき文字」とか言い方は色々。
お子さんが楽しく覚えられる言葉で言ってあげるといいと思います。
練習方法いろいろ
「前から順に」区切る
一般的な助詞の練習方法(教え方)ですね。
それだけで意味が伝わる単語を抜き出す練習をします。単語と単語の間が助詞。
でもこれ、意外と難しいようです。
なぜなら「りんごは」でも意味は通じているから。
「りんご」と「は」で分けようなんて思わないみたい。
極論、前から一文字ずつみていき、意味が通じたところでひとまず切る!のがコツです。
ドリルやプリントなら最初は「間違い探し」がおすすめ
助詞を勉強するためのドリルやプリント問題には、正しい方を選ぶものや書くものなど様々。
「は・を・へ」の専用ドリルなんかもあります。
息子も1年の夏にやりました。
数をこなすことで、自分が間違えやすい箇所を知ることもできますし、ドリルを1冊やってみるのはおすすめです。
苦手な場合にまずおすすめな問題は、息子を見ているかんじでは「間違い探し」。
間違い探しだと、必ず違う箇所があるとわかってるので、ある程度見当がつき、考えやすいようです。
必要に応じてルールを覚える
複雑なルールは頭が混乱するので、小1では覚える必要はないと思います。
ただ、知っておくと迷わなくて済む場合も。
- 「へ」は「え」と読むことはあるけど、「え」を「へ」と読むことは絶対ない
- 「わ」と読む「は」は、「が」と置き換えられる場合もある
息子は理屈からはいる子だったので教えました。
反応は「ふーん」程度でしたがそういう考えもあるのだなーくらいに思ってもらえればいいかな……
例外を知っておく
お手紙の宛名は「へ」と書きますね。
子どもからすると「つながってないのになんで?!」と納得できない場合があるようです。
なんとなくで考えていない場合はなおさらですよね。
お手紙の宛名に関しては、元の分が「〇〇さんへ〇〇より」という文だからと教えるとスッと納得できるのではないでしょうか。
本をたくさん読む
やはりたくさんの文に触れることは大事だなぁと思います。
教科書だけでなく、色々な人が色々な文体で書いているものに触れる体験です。
好きな絵本を音読している中で、間違ったまま読み、そのうち自分で読んであれ?と気付くこともありました。
また、本を読むことで語彙も増えると思います。
「へちま」「はは(母)」など単語として知っていないとわからないですからね。
(我が子は問題で出てきた時にこの単語を知らず、答えがわかりませんでした…)
「は・を・へ」専門の絵本
つくばシリーズはじめてのこくご6「は・を・へ」という絵本があります。
主人公が「は・を・へ」を順に理解していく絵本です。
読んだらできるようになりました!とは言えません。しかし、書く時に意識するようになりました!
今までは、手紙などで迷いなく間違って書いていること多々。
ですが本を読んだ後は「ぼくは面白かったよ、は、は?」と確認しながら書いていました。
意識できるようになったのはいいことです。
まとめ
意外だったのは、小学1年生の時の息子にとっては書き分けよりも、読みの使い分けが難しそうだということ。
本を読むのが苦手(あまり読まない)だったので、本を読むときに意味を理解しながら読めるようになれば、読み分けもできるようになるのでしょうね。
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