「図鑑をリビングに置いておくと子どもは賢くなる」
…なんとなく色々なところで耳にするこんな言葉、なぜそうなのか、理由を知っていますか?
図鑑のメリット、図鑑をリビングに置くことのメリット、そして我が家で買った図鑑とその使い方をご紹介します。
図鑑の良いところ
疑似的に体験ができる
図鑑って、体験してみて興味を持ったものを調べるものだと思ってました。
もちろんそれはそうなんですが、最近の本はダイナミックな写真やよりリアルなイラストが豊富なので、実際体験していなくても、擬似的に体験ができる!のが魅力です。
たとえば簡単に海外や宇宙、過去や人間の体内には行けないけれど、よりリアルな写真で親近感を持とう!というようなかんじ。
興味の連鎖が続く
現在5歳になったばかりの我が子。普通に生活していて、「これなに?」「なんでこうなるの?」と聞かれること多いんですよね。
返答を「わかんない」「こうじゃない?たぶんね」で終わらせてしまうと、会話もせっかく芽生えた好奇心もそこ止まり。
でも、それを図鑑で調べると、「じゃあこれは?」と次の疑問が湧いてきて、芋づる方式に次から次へと興味が広がり、知識もその分増えるのが期待できるのです。
自分で調べられたら知識も定着するし、達成感ある
我が家は、今までも図鑑あったら調べられたのに、と思ったことが何度もあります。
「いちご狩りに行ったらビニールハウスの中に蜂がいた!いないで欲しいのになんでいるの?」
「いちご狩り行ったから、次はパイナップル狩りに行きたい!パイナップルはどうやってとるの?」
こう聞かれた時、口頭で話してもいまいち理解してもらえないので、スマホで調べて画面を見せて…絵をかいて…とかしていました。
きっかけは多くても調べるツールがない!図鑑がない!
そう思うと、途端に図鑑が欲しくなりました。
違う分野にも発展する可能性がある
調べてわかったことを自分なりにノートにまとめたり、絵に描いてみたりすることで、知識が増えるだけでなく、文章を書く、人に伝える、図画工作などの能力も上がるよね!というメリット。
さらにその時、子供の発想力と相まって大人では想像しなかった素晴らしいものが出来上がる可能性も…!
図鑑を置く場所は?リビングに置くメリットとは
あれ?と思ったときすぐに手に取れる場所
来客時に他人の目にも触れるリビング。
そんなリビングにわざわざ子ども用図鑑を置く理由は・・・すぐに手が届くから!!
人の「これなんだろう?どういうことだろう?」という興味は、数分もすると熱が冷めていきます。
熱が冷めないうちに、手に取って調べられる場所に図鑑を配置しておくのが大事。
我が家では最初からリビングに置くつもりで、子ども1人でもすぐ手に取れる棚に収納しました。
お子さんが小学高学年などで、子ども部屋で過ごす時間が長い、というならば子ども部屋の方が良いパターンもありますね。
でも私のお勧めはテレビのあるリビングです。
テレビを見ているときが一番インプットが多く、どういうこと?という状況になりやすいので。
さらに言えば、すぐに目に付くように、数冊は本棚ではなく机に平置きにした方がよいようです。
我が家でも試しに、数冊机の上に置きっぱなしにしたりしてみました。
しかし、「置きっぱなしだよ」と言って息子が棚へ戻していました(笑)
いつでも手にとれるように。移動時間も例外ではない
我が家、土日は車でのお出かけが多いんです。
そして、割と寝ないで起きてる、かつ酔わない我が子。
この時間を有効活用するために、車に図鑑を置いて置くのいいなと思いました。
さすがにA4サイズの重い図鑑は車では見づらいので、ポケット辞書なるものがあれば活用できそうです。
図鑑のそろえ方
それでは、どの図鑑をそろえていけばいいかな?
シリーズで一式揃えようと思うと価格も高くなるし、あまり本好きでもないのでいきなり大量に揃えても眺めるのが追いつかない。
ということで、1~2冊ずつ選んでいきます。
やはり子どもの興味が最優先
買っても開かなければ意味がありません。
いえ、ないわけではないですが、せっかく買ったのに悲しいです。
子どもから進んで図鑑を開くようにするためには、やはり興味のあるものを選ぶのが一番です。
もし電車がすき!恐竜が好き!とかいう子なら、それ関連の図鑑を選んでみましょう。
1冊目が気に入れば、図鑑のとりこになるはず・・・!
一方、我が子は興味が広く浅くな子。
いまいち何が一番好きなのかよくわかりません。というか、ブームが頻繁に変わる…
今は試し読みで図鑑を見れる本屋さんも多いので、図書館や本屋さんで何冊か息子に見せてみました。
その結果選んだのが・・・!
※購入時より後に新訂版が出ました
???
なぜそのチョイスになったのか母にはよくわかりません。
でも本人がそれがいいというので、定番(動物とか植物とか)そっちのけで上記2冊を購入しました。
定番も数冊揃えておくと安心
そんなことで息子たちの興味を優先した図鑑を買いました。
ですが、やはり定番ものは揃えておいた方がよい気がします。
というのも、幼児~小学低学年だと、定番の動物や花の名前を知らないことが結構あるのです。
「チーターと豹ってどう違うの?」「シクラメンってなに?」となった時、「えー、まだ知らなかったか!」と衝撃を受けるのは親の方です。
ぜひ知っておいて欲しいと思う定番ものは、すぐに見せて覚えてもらいましょう。
普段の生活で話題に登場しやすい、おすすめの定番は、こんなところ。
- 動物図鑑(海の生物が豊富であれば尚よし)
- 植物図鑑(雑草も含んでいれば尚よし)
- 昆虫図鑑
図鑑の使い方
最初は親子で眺めてみる
我が子、最近ひらがなを読めるようになったばかりなので、図鑑の文字は小さくて多くてまだ1人では読みません。
なので、まず最初は、何が書いてあるのか教えるために一緒に読みました。
全部音読して読むのは大変なので、主要と思われる個所と、「これなに?」と聞かれた箇所だけ音読。
1冊15分ほどでざっと読みました。
この時点では別に、理解できていなくてもいいようです。
見覚えがあるだけで、どこかほかで真にした時、「あ!」と繋がるのが大事なのだとか。
綺麗に使おうと思わないこと。子どもが自主的にみているときは放っておく
子どもだけだと、大きくて重いのでどうしても曲げたりとかめくるときに折れちゃったりとか、親からしてみると「買ったばかりなのにきれいに使って・・・」と思うこと多々。
普段図書館の本だと、「曲げないようにね」とか結構言ってるのですが、家の本ではこれを我慢。
怒られたらそこで図鑑を開く気がなくなってしまうので、集中しているときはそっとしておきます。
日常に関連する言葉を調べてみよう
置きっぱなしじゃなくて、こういう言葉調べてみようよ、と親から誘います。
まず、「こういう時、ここを見たらわかるんだ」、というのを認識してもらう必要があるんですね。
ただ普段の生活で思い立ったときにこの言葉がけをするためには、既にたくさんの図鑑が揃っているなら良いのですが、数冊しかない場合は、何が載っているのか親が予習しておく必要がありそうです。
そうしないと、普段の会話やテレビを見た時に、あれ図鑑に載ってたから調べてみよう!と言いづらいと思いました。
関連知識は付箋で結び付け
図鑑ではない、同じジャンルの本を読んでよく理解していた時は、付箋をはって結び付けられるように工夫します。
例えば絵本で「海王星は一番寒い」と覚えた我が子。
図鑑で海王星のページを開いた時に、細かい字の中からすぐにその知識を結び付けられるよう、「寒い」ということが書いてある箇所に矢印付箋を貼ります。
そうすることで、「これ知ってる!」という発見と自信に繋がります。
また、幼児の場合で図鑑に書いてあることが少し難しい場合は、ページを開いた時に絵本みたいに読み聞かせできるよう、かみ砕いた説明を貼っておくのもいいですね。
関連書籍の紹介
図鑑が子どもに良い影響をもたらすという点は、書籍でも書かれています。
図鑑によるメリットや、普段の子どもの生活への取入れ方など、より詳細に載っていますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
2冊ご紹介します。
親子で楽しむ!頭がいい子の図鑑の読み方・使い方 親野 智可等著
- 就学前(5歳くらいの息子)に合っている内容
- 読みやすく、さくさく読めました
頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある 小川 大介著
- 上記の本と比べると、小学生になった頃に使える内容が多め
- 早くから図鑑をそろえようという内容なので、早めに読んでおいて損はない
その後 - 我が家での図鑑登場シーンの例
元々活発でよくけがをする我が子、室内で擦りむいた時の会話です。
子:「なんでここは血でないの??」
母:「傷が血管まで達してないからだよ」
子:「けっかん?」
母:「血が通る道だよ」
会話の後、最近買った図鑑を思い出したのか、血管を調べていました。
ちなみに、複数ある血管のページで我が子が開いたのは、全身をめぐる血管の図や、血管の内部構成のページではなく、傷を治す仕組みのページです。
そして、想定外だった副次的効果が。
1~100までの数字を覚えたばかりの我が子、索引機能の使い方を教えると、一生懸命「血管」を探して、数字を読んでいました。
2桁を理解しだしたばかりなので、数字の勉強にもなっています。
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