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学校で教えて欲しかった、フォニックスという英語の発音ルールを知った母

フォニックスでの[a」「ant」の発音イメージ


 私、英語苦手です。
単語の正しい発音がわかりません。

 

そんな母(私)が子供をどうやって英語に関わらせようか考えていたところ、現代の英語教育にはフォニックスというルールがあることを知りました。 

 

私が子供の頃には教えてもらわなかったフォニックス、どんなものか、私の解釈や感想をご紹介します。

 

 

 

フォニックスという英語の発音ルールとは

鞄は英語で「bag」です。
これをローマ字の発音でカタカナに表すと、「バッグ」と言います。
ですが、英語で発音しようとすると、
「ブ・(ェ)ア・グ」
となります。

 

このように、スペルと発音を紐づけるルールのことをフォニックスと言います。
(ちなみに「bag」→「ビーエージー」というのはアルファベットの名前であって、発音とはまた異なります。)

 

 

フォニックスのすごいところは、発音記号を読まなくてもよくなるところ

学生の頃、わからない単語はどうしていたか?

英単語辞書で調べて発音記号を見て、
こんなかんじかな?と読めないままなんとなくカタカナ英語の想像をして
意味だけ広い、訳する。
ということをしていました。

 

フォニックスは、発音記号を覚えるものではなく、スペルと発音を紐づけるものです。
そうすることで、発音記号が書いていない知らない単語でも、読むことができます。

 

日本人も知らない2字の漢字に出会ったとき、無意識に「音読み+音読み」「訓読み+訓読み」で読んでみたりします。
これは2字熟語がそういう読み方をするものが多いと知っているから。

同じような感覚でしょうか。

 

 

子供の頃に教えてもらっていない!教えてほしかった!では学校では何を習ったのか

  • 英語とローマ字が混ざった状態で習う
  • 外来語(カタカナ)として先に覚えている単語を後から英語として習うので無意識に違和感

 

英語とローマ字が混ざった状態で習う

先日知って衝撃だったのですが、ローマ字と英語は別物です・・・
こちらの記事をご参考ください↓

calmond.hatenablog.com

 

 

外来語(カタカナ)として先に覚えている単語を後から英語として習うので無意識に違和感

例えばcakeと言う単語、おそらく単語を習う前に「ケーキ」という食べ物を多くの人が知っていて、カタカナでケーキと発音する日々を送っているはず。


そのため、いざcakeという単語が出てくると、よほど熱心に発音練習しない限り、「ケーキ」というカタカナ発音が先に出てきてしまうんですよね。

 

また、学校で学んだ時に読めない単語に無理やりカタカナを振ってあるけれど、あれダメだと思います。

cakeのたとえだと「ケィク」とか書いてある。

これだと、結局日本語カタカナ読みになっちゃいます。

cakeはcakeのまま発音するべきなんですね。

 

 

ざっくり理解するフォニックスの基本ルール

1.基本となる読み方

a=エーは文字の名前であって、発音ではありません。

では発音は?と言うと・・・
(これもカタカナで表すのは良くないんでしょうが…)
 a=ア
 b=ブ
 c=ク
 d=ドゥ
 e=エ
など、アルファベット26字分読み方があります。

 

フォニックス一覧」などで調べると出てくると思いますが、
カタカナ表記の部分はおそらく教わる教室や先生により異なるのではないかと思います。

なのでおすすめは、カタカナ表記せず、イメージで覚えること。

 

↓のような、動画でイメージと発音を学ぶのがいいなぁと思いました。 

YouTubeリンク→Learn to Read | Phonics for Kids | The Alphabet from A - Z

 

今はアプリでも似たようなのありますよね。

でも今のところ無課金でできるものを発見できていません。

 

 

2.その他ルール

上記で1文字→1音を覚えました。

これだけでよければローマ字と同じようなのですが・・・

 

英語は文字の組み合わせで音が変わるものがあります。

それが、基本の46字の後に習う例外ルールというもの。

 

母音+母音とか子音+子音、サイレントEなど、文字が連続している場合に読み方が変わる場合を覚えます。

shとかですね。

 

 

3.一文字ずつがわかると、単語も読めるようになる

どういうこと?と思った方は↓の動画がわかりやすいです。 

YouTubeリンク→Reading machine, middle a, CVC words, blending 3 letter words, lowercase, phonics.

 

厳密にはこのルールにも当てはまらないものもあるようですが。

ざっくりはそうらしいです。

 

 

フォニックスを知って、デメリットとかんじたこと

例外ルールが多い

基本となる単語の26字+例外ルールの分を覚えることになるのですが、
この例外ルール、確認した限りで58個はあり、さらにはもっとあるようです。
これ、全部覚えてひとつずつ子音の前であーだこーだとすると、嫌になります。

この解決法は、前後がどうの・・・ではなく、組み合わせで覚えるといいようです。

 

 

文で話す時に流れに乗りづらくなる

日本語にはない特徴だと思うのですが…
英語って、話す時には日本人がカタカナから想像しているスピードよりもはるかに速い言い方とすることがよくあります。
字幕見ながら英語を聞いて、何度聞いても「え、そんな単語あった!?」ていう場合です。

 

どうやら音節が日本人の思うそれと違うらしいのですが、
伝わる英語を話すためにはこのリズムや抑揚が大事なようです。

 

今回は、私は単語の発音ができない!のを解消したいので、これはひとまずおいておきます…

 

 

フォニックスを知ったことによって自分が持つべきと感じた心構え

カタカナにしてはいけない

日本で教えるためにフォニック表なるものがあり、アルファベットとカタカナが書いてあります。
が、上でも記載しましたが、できれば使わない方がいいのではないかと思います。


Cを「ク」と脳内変換するのもなしです。
擬音で覚えるつもりで、脳内ではイメージに変換です。

 

なぜなら・・・
catをカタカナに脳内変換すると、「クァト」になります。
「キャット」という前提が無意識にあるので、え、くぁと???と思いました。
でも学習したフォニックスのイメージを思い出して音にしてみると、キャットに聞こえるではないですか!

 

 

英単語は子音で終わるものが多い

日本語は普通母音で終わります。
「ん」だけが子音で終わるものです。
そのため、英語を無理に母音で終わらせようとしてはいけません。

 

日本語に慣れていると、なんだか終わりの音がぼやっとしてるな・・という違和感ですが、それに慣れなければいけないと思いました。

頭で考えてしまう性格の私には、このぼやっとしているのがどうも苦手だったようです。
今更気づきました。

 

 

フォニックスで発音はよくなるのか?

フォニックスを学ぶと、知らない単語も読めるようになるとは思います。

でも、肝心の発音に関しては、結局カタカナに直してたら一緒かな?

 

同じ「あ」でも、英語では微妙に違う「あ」を使い分けています。

私はこのそれぞれの発音(口の形など)が異なることや、同じだと思っていた「あ」の音が複数あることを大人になってから知りました。

 

結局その違いが表現できなければ一緒?
フォニックスはここまでの区別ができるのでしょうか?
大事なのは口の形?

 

聴いてマネするのができる人ならそれでいいかもしれないけれど。
これはフォニックスを学んでいけばわかることなのかもしれません・・・