早生まれっ子のおうちで勉強対策

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子どもにお金の計算方法を教えるには、おつかいすごろくがおすすめ

すごろくに使うさいころ

ある日、本屋さんで「おかいものすごろく」というものを見かけました。

子どもにお金を教えるのにちょうどいいのでは!?かわいいし。
でも引き算はまだ10以内をしているし、大きい数の学習はまだなのでお金の計算は早いかな?やってわかるのかな?

迷っていたところ文科省が提供しているものがあったので、試しにやってみました。

 

気になった市販のものと合わせて、おつかいすごろくについてご紹介します。

 

おつかいすごろくによるメリット

遊びながらお金について学べるというのはもちろんですが、特に幼児〜小学1年生におすすめだな、と感じました。

下記がその理由です。

 

すごろくだと計算が比較的簡単

おつかいすごろくで書いたお買い物記録

すごろくで使用するお金は、現実と違って10円、50円、100円単位のことが多く、1円や5円の計算がないものが多いです。

計算が比較的簡単にできます。

 

おつりの意味理解できる

4歳と6歳の息子、お釣りがある時とない時の区別がつくようになりました。

それまではおつりのことをなぜか「おかえし」と呼んでいて、必ず返ってくるものという認識が強かったようです。

等価交換について少し理解できたかな。

 

 

お金は無限ではないことがわかる

今回行ったすごろくでは、始める前に、何を買うのか予定を立てました。

予算も決まっているので、欲しいものあれもこれもは買えません。

ソーセージも牛肉も欲しいけど牛肉は高いから、どちらか諦めないといけない…

 

欲しいものと必要なものに、優先順位を付けることを体験しました。

 

 

おつかいすごろくと反応

無料でできる文科省おつかいすごろく

文科省から提供されている買い物すごろく

文科省の提供するおつかいすごろくは、無料でダウンロードできます。

うちの子はおつかいすごろく興味あるかな?という場合に、お試しにぴったりです。

文科省 おつかいすごろく」で検索すると出てきます。

 

印刷物の量が多いので、必要と思われるもののみ印刷しました。
お金は印刷せずに、以前100均で購入していたものを使用します。サイコロも家にあるものを使いました。

 

 

4歳児の感想

最初につまずいたのはおつり問題。

おつりが帰ってこないのなんでぇぇぇ!とお怒りになりました。


お金の大きい小さいは難しいようなので、ぴったりか、そうじゃないかを考えるよう伝えます。
おつりがない場合もあることをわかってもらえました。


大小はわかってないけれど、お金に種類があることはわかったかな?

 

小学1年生の感想

予算1000円で最初に数百円の買い物をした後、「お金なくなっちゃったからな」と言っていました。
手元にはおつり分の小銭。
どういうこと??


残りが帰ってきた、金額が少なくなった、という認識がなかったのでしょうか。
紙幣も硬貨も同じお金なんですが…


さらに予算1000円なので、おもちゃのお札から千円札を選ぶ際、1万円札と間違えていました。
大きいお金は難しいようです。


100円玉と10円玉なら、100円玉から数えるのができるようになりました。
(前は「にじゅうさんびゃくえん」とか言っていました。)

 

 

文科省おつかいすごろくのメリット

  • 何かを買うためには何かを買わないということを学んだ
  • 10円を含む計算がないので簡単
  • お使いシートに書くことで、お金の数え方と、残高を確認することを学んだ

 

すごろくのマスに、マナビィというキャラクターがはちみつをおねだりしてくる場所があります。
はちみつは予算を考える際には入っていません。

マナビィにはちみつを買ってあげたい場合、どうしたらいいか考えた結果、買う予定だった他のものを我慢するということを学びました。

必ず買ってあげるわけではなく、何回かすごろくを繰り返していると、「〇〇が欲しいから今は買ってあげないのー」ということもありました。

 

 

文科省おつかいすごろくのデメリット

おつかいすごろくで書いた買ったもののチェックシート

  • 商品カードみたいなものも印刷できたらよかった
  • クイズは難易度が幼児向けではなかった
  • 買えるまでぐるぐる4〜5周するのが必要

 

印刷物の中に商品がなかったため、買い物をしても、お店屋さん役がおつりと一緒に渡してあげる商品がありませんでした。
ごっこ遊びをするなら、商品も欲しいところです。

 

また、"全員ストップ!"というクイズマスがあるのですが、提供されているクイズの内容が「お酒を飲めるのは何歳から?」やオレオレ詐欺に関するものなど、幼児向けではなかったです。

小学生向けを想定しているのかな。

 

そして、すごろく自体がとてもシンプルでわかりやすいのですが、短いのです。
すべての商品を買うためには同じ道をぐるぐる・・・
大人は飽きます(笑

置いていかれた感があまりないから、小さい子にはむしろいいのかな?

 

 

おかいものすごろくの紹介

上記で試した文科省のおつかいすごろく以外にも、市販で楽しそうなゲームがあるので2つほどご紹介します。

 

どうぶつ村のおかいものゲーム

 

今回のきっかけとなった、本屋で見かけたもの。

お金を学ぶことをテーマにしているので、全種類のお金が出てきます。

すごろくの他にもお金について学べるゲームがあり、お金を学ぶことに重点をおく場合はこちらがおすすめ。

 

 

夜店でおかいものすごろく

 

予算500円、登場するのは50円と100円のみのようで、額が少なめのため、計算しやすいのが良い点。
実際に見かけるお店ばかりで模擬体験のように楽しめます。

(ただし今はコロナでお祭りないですけど…)

お祭りの予行演習にもいいですね。

 

 

まとめ

小学校の学習指導要領を確認したところ、家庭科で「物や金銭の使い方と買物」という項目がありました。

家庭科ということは、お金について学校で学ぶのは小学3~4年生頃でしょうか?

 

正確なお金の計算はまだでも、お金には限りがある、それぞれのものの価値が違うなど、お金特有のことについては感じられたいい機会でした。

 

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