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5歳でひらがなが書けない!困った1つのことと練習方法

我が家には息子が2人います。
小学2年生と年長です。(2022年6月)

ひらがなを書けるようになったのは、長男が5歳の誕生日過ぎ、現在5歳半の次男は少しずつ書けるようになっている途中です。

そんな2人の子どもたち、ひらがなが書けなくて唯一困ったのはお手紙の件。

ひらがなは何歳までに習得するものなのか、そのきっかけや練習方法なども合わせてご紹介します。

 

ひらがな習得は何歳が目安?書けないと困る?

自分の名前は早めに書けるようになっておくべき

5歳になるまでにひらがなを書けないといけないのでしょうか。

学研の調査「幼児の日常生活・学習に関する調査」(2019年)によると、男女の違いはあるものの、ひらがなが書ける割合は4歳17.5%、5歳47.2%、6歳64.0%だそうです。

これを見ると、5歳で書けていても不思議ではないけれど、できていなくても焦らなくてよさそうですね。

 

一方で、ひらがな全部は無理でも、自分の名前は早めに書けるようになっていた方がよさそう。

と言うのも、ベネッセ「幼児期から小学1年生の家庭教育調査」(2016年)によると「自分の名前をひらがなで書ける」のは年少44.8%、年中88.1%、年長98.6%です。

また、文科省教育課程部会の配布資料3-1(平成27年)によると、年長で「自分の名前をひらがなで書ける」のは男子96.5%、女子98.8%です。


6歳は当たり前のレベルで書けるということですね。
年長の早い段階で自分の名前は書けていると安心です。

 

 

ひらがなが書けなくて入学前に困ったこと

ひらがなが書けなくて唯一困ったことといえば、お友達とのお手紙のやりとりができないことです。

 

年中〜年長にかけて、2人とも保育園でお手紙ブームがありました。
お友達も文字が書けるようになるころだからでしょうか。

始めてお手紙をもらって帰ってきたときは、我が子はまだひらがなを書けなかったので、もらう一方でした。

 

もしお友達にもらった場合に、お子さんの性格によってはお返事が書けなくて困る場合も出てくるかもしれません。

 

 

学習のタイミングときっかけづくり

ひらがな学習開始のタイミングは興味を持った時

ひらがなを書けるようになる時期は、2〜6歳ととても個人差があります。
周りができてきたからと焦って始めても、読み書きできるようになれなければ親も子も苦痛なだけ。

 

そんなひらがなの学習を始めるタイミングは、本人が興味を持った時!

 

小学校入学までにどこかで興味を持つタイミングがあるはず。
親は焦らず、そのタイミングを見逃さないようにしましょう。

 

興味をもっていない時にはたらきかけても、あまり意味がありません(体験談)
そんな時はまず、興味をもってもらうきっかけを作ってみましょう。
以下、我が子の例です。

 

 

興味をもったきっかけ

我が子は、ひらがなが読めるようになると、その流れで自然とアウトプットしていった(書けるようになった)かんじです。

そもそもの、ひらがなに興味をもったきっかけは、兄弟で異なりました。

 

長男の場合は、ひらがなのおもちゃでした。

こどもちゃれんじのひらがなパソコン



ベネッセでもらったひらがなパソコンが息子にヒット。
ものすごい勢いで覚えていきました。
(その時の記事はこちら→「こどもちゃれんじを最低継続期間の2か月のみ受講してみました」)

 

ところが次男はこの時3歳になったばかり。ひらがなパソコンに対する興味はほんの一瞬でした。

そんな次男がひらがなに興味を示したのは、5歳になってから、バスの掲示物。
バスに乗った時、座席前に貼ってあった掲示物の中に、自分の名前の文字が入っていることに気付きます。

それからバスに乗ったら読める文字を探すようになりました。


ちなみに私の子どものころは、ひらがなを読めないのにひたすら真似して書いていたそうです。
読みよりも書きから入る子も稀にいるんですね。

 

 

練習方法

最初にひらがなを覚えるときは、書き順や形を『教える』というよりも、書くことを促す『環境づくり』をした方が良いです。
息子たちが興味を持ったのは下記のとおり。

 

キャラクターのプリント(自作)

ポケットモンスターのひらがな練習プリント

子どもが興味を持っているパウパトロールポケモンなどキャラクターの名を書けるようにプリントを作成します。

 

ネット上で練習プリントを作成できるありがたいサービスを利用していました。→かきかたプリントメーカー

このサービスで四角マスを作成した後、キャラクターの画像をつければ喜んで取り組んでくれます。

自分の名前を練習する際にも便利です。

 

キャラクターや名前など、特化したものでなくてよいのなら、練習プリントが無料ダウンロードできるサイトも便利です。

ちびむすドリルプリントキッズは登録不要でとにかくプリントの種類が多いので、ひらがなに限らずお世話になっています。

 

お手紙

ある程度読める字が書けるようになったらお手紙遊びです。
人と関わるのが好きな子にはもってこいの練習方法。
ひらがな一文字だけでなく文の練習までできてしまいます。

 

楽しむコツは、便箋にしないこと!

一般的な便箋だと行間が狭い上に、スペースが多いので、「こんなに書くことない…」とプレッシャーになってしまいます。我が子はなりました。

 

最初はポストには出さず、かわいいメモ帳で親とのやりとり。
ポストも作ると雰囲気出ます。

こどもちゃれんじで作成したお手紙ごっこ用の小さいポスト

 

まだたくさん書くのは大変な時期なので、子どもからの内容は1文だけです。

子どもが書いてくれた手紙

※4歳11か月頃↑

 

母からのお返事には、あえて練習中でまだ読めないカタカナをいれた文にしてみたり、ちょっとクイズっぽい文にしてみたり、今度の休みの日には〇〇に遊びにいこうね、など嬉しくなる内容などにしました。

 

 

慣れてきたら、たまには祖父母とお手紙を送ります。

 

最初は「何書いたらいいの!?」と言っていました。
相手は祖父母なので「言いたいこと書いたらいいよ!」と書くことを優先したところ、内容としてはグダグダ。

それでも「すごい!」と褒めてもらえるのでとても息子のモチベーションアップには効果的!ありがたい。

 

お手紙を出した後は「お返事くれるかな?」とわくわくの息子。

黙っていてもお返事はくれるのですが、母はさらに根回し。
お返事をもらうのに注文をつけます。
離れて暮らす祖父母は事情を知らないのです。

  • ひらがなで書いてほしい(カタカナはまだ読めないからとか)
  • 〇文字くらいにしてほしい(長すぎると自分で読まないから)
  • 絵もできれば入れてほしい(気を惹くために)

母が読んであげるのではなく、自分で読めると自信に繋がりますからね。

自分宛てのハガキがポストに入っていた時には「きたー!」と嬉しそうでした。

お手紙にあまり興味がない子でも、興味をもてそうな、楽しそうな本がありました↓

 

 

好みに合う書き方を見つける

絵と同じように、文字を書く状況にも個性があるようです。

長男は何かの名前の箇条書きや、あいうえお表をかきたがりました。

表を書くのが好きな長男が書いたポケモンのあいうえお表

※長男作↑

 

次男は絵の説明や、人に向けた言葉「ありがとう」「すきだね」などをよく書きます。

 

長男には線が引いてある紙などを、次男にはメッセージカードなどを積極的にあげるようにしています。

 

 

ひらがなドリル

書き順も合わせて覚える場合には、やはりドリルが効率的だと思います。

ドリルに関してはこちらをご参照ください。

 
初めてのドリルと、その後のドリルの選び方
今から買うドリルを検討している方へ、我が家のドリルの選び方と、おすすめのドリル、ちょっと面白そうで気になっているドリルをご紹介します。

 

最初はみながら書くのは難しいようで、なぞり書きからできるものがオススメです。
(線からはみ出すのを気にしてしまう子の場合は、なぞり書きはやめた方がいいです)

 

ぐーびーともじあそびアプリ

小さい頃からお世話になっているぐーびーのシリーズのアプリ。
書きより読みの方が多いですが、無料で使えるゲームが多い!!!

子どもが触る範囲に広告がなく、有料無料ゾーンもきちんとわかれているので、子どもでも使いやすいのがステキ。

間違えても何度も挑戦できるので、ひらがなが読めない頃から使っています。
バスなど待ち時間に重宝しました。

 

書けるようになるまでの過程

あくまでも一例ですが、ひょろひょろの線から、読める文字を書けるようになるまでの過程をご紹介します。

step1.ひょろひょろ線

子どもが書いたひょろひょろの線

鉛筆をもつ練習段階。

「〇〇ってかいた!」と話してくれるので、本人は文字を書いているつもり。

最初はつながった線が、なんとなく1文字ずつわかれていきました。

 

step2.図形みたいなもの

子どもが書いた数字と図形みたいなもの

しっかり線が書けるようになってきました。
ひと文字ずつわかれたようになっています。

 

数字が混ざってますね。
本人のみ、読めるらしいです。

 

ドリルでのひらがななぞり書きができますが、「ね」など、線が交わっている箇所でどっちに進んだらいいかわからない迷路状態です。

 

step3.ひらがなに見えてきた

子どもが書いた「も」の字

ひらがなを読めるようになると、本人以外でも読める文字がちらほら出てきました。
「の」とか「も」とか。

 

step4.カレンダーをみながら50音に挑戦

他人が読める程度までひらがなが書けるようになったこどもの字

他人が読める字が書けるようになってきます。
上の画像は「おめでとう」です。「おめれとう」になってますけど。

 

書き順はバラバラ。
1文字ずつ確認しながら書きます。

 

鏡文字は必ず通るみちなのでしょうか。(画像の「と」とか)
途中で向きが変わるもの、大きい丸めのものは難しいようです。(「れ」と書きたかったのが「わ」になっている)

 

その他は、「らいおん」が「らいよん」、「こあら」が「こわら」など、話し音から文字への変換がうまくいっていないこともあります。

 

我が子はこうして段々ひらがなを書けるようになっていきました。

 

 

まとめ

個人的には、ひらがなは入学前までに読み書きできていればいいと思います。

入学前というのは下記の理由からです。

まず、卒園の時期には、さよならする先生や担任の先生にお手紙を書いて持っていくようになりました。
卒園アルバムには文字を書いたので、書けるようになっていてよかったです。
(書けない子もいて、その場合は親が代筆していました)

また、興味のあるなしに関わらず、小学校ではひらがなを学ぶことになります。
興味をもったタイミングであらかじめ学んでいれば、気持ち的にも楽です。

そのため、5歳でひらがなを書けなくても焦る必要はないけれど、入学前までにはできるようになっていると親子共に安心、と思います。

我が子(上の子)は4歳11か月で、まだ「か」「せ」「も」「や」「よ」の5文字を正しく書けていませんでした。

 

 

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