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「10億件の学習データが教える理系が得意な子の育て方」レビュー

書籍「理系が得意な子の育て方」の表紙イラスト

以前子どもたちがRISUという算数特化のタブレット学習サービスを利用しました。
そのサービスを運営するRISU Japan株式会社の代表取締役が出された本があったのです。

算数を専門に扱う会社で、かつ10億件のデータとか、説得力ありそうじゃないですか!?

 

理系の得意な子に!というほどの熱意はないけれど、普段の生活や家での学習に取り入れられそうなことがあれば、と思って読みました。

読んだ結果、「これは今まで通り続けよう」「これは中断して様子見しよう」という判断がつきましたので、ご紹介します。

 

 

本「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」と目次

その本というのがこちら。

「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」著者:今木智隆

 

目次です。大見出しのみご紹介します。

  1. 算数について、私たちが知らない残念な真実
  2. ここでのつまずきは致命的!「なぜ解けないの!?」と、ママが首をひねる5つの問題
  3. 苦手なのは、文章理解」というのは実は大ウソ! 文章題の真実
  4. シリコンバレーでも採用! 理系を自由に選択できる子どもに育てるために

 

 

本の内容の紹介

つまずきやすい単元を、統計をもとに4(+1)単元ピックアップしてあります。
今小学2年生の息子が1年生から学んでいる単元がワースト1に該当していて・・・他人事ではありません。

 

大人が「なんでそこでわからないの?」と思うようなことを、どの時点でわからなくなるのか、何が原因で難しいのか、解説してあります。
また、どうやって教えたらいいのか解決策と、問題例、図ありの丁寧な解説付きです。

 

現時点でその単元が苦手なのかどうか、チェックするための練習問題も載っています。
ここで注意したいのは、テストで70点取っている子(一見不安のない子)もぜひチェックしてみよう!と言う点。

30点しかとれなくて、理解できていないことが明確な子よりも、70点を偶然取れてしまっている子の方が実は既につまづいている危険があるようです。

 

そして苦手単元であることが発覚した場合は、関連する前の単元へ戻ります。
わかるところまで思い切ってどんどん遡っていくのですが、ここで問題が。
教科書では、単元のつながりがわかりづらいのです。足し算の次ページに時計のページがあったり・・・
そのため、書籍では単元のつながりがわかるように図が載っていました。

 

 

読んで思ったこと

宿題は一緒にやったほうがいいと再認識

宿題は授業で一度学んだ内容のはずだし、一人で考えて解いたほうがいいのでは?という思いがあります。

確かにそうなのですが、授業で微妙に習っていない応用問題など考えてもわからない場合もあるんですよね。

そんな時、一人でやってもわからない→宿題やるの嫌、という気持ちになるのを防ぐのは重要なことのようです。

 

 

時計の学習は様子見することにした

「8時から8時20分になりました、何分経ちましたか?」はわかっても、「午前10時から午後4時になりました、何時間たちましたか?」はわからない息子。

私には同じような問題に見えるので、わからないのが不思議で、なんとかして理解させようとしている最中でした。


書籍を読んでみると、時計って難しい科目らしいです。
生活の一部なのでわかりやすいのかと思いきや、その理由も読んでなるほど。


低学年の間は様子見でいいのかな?という認識に至り、とりあえず細かく口出しするのはやめることにしました。

 

 

見守りシステムを習って祖父母を巻き込むのは効果的

周囲の大人ができることとして、見守って、声かけしてあげること。
そうすると、そうしていない家庭よりも勉強が進む、という統計があるそうです。

 

我が家ではたまに祖父母に会う機会があり、「学校はどう?」と話をしてくれます。
親だと、学校の話を聞いても、ついできていないところに目をむけがち。

引き続き祖父母に褒めてもらう機会を作って、ぜひお願いしようと思います。

 

 

算数ができると他の科目もできる理由がわかった

算数に限らず学校の成績はよくなっていきます。

引用元:「10億件の学習データが教える理系が得な子の育て方」

 

社会などは暗記が多いので、算数関係ないよね?と思っていました。

確かに暗記できていなくて答えられなかったのはその通りです。


でも、そもそも問題を読み違えて間違っている場合は、暗記しているかどうかとは別問題なのですね。

算数の考え方から、「なぜ間違ったんだろうという」論理的な考え方ができるようになることで、算数以外の科目も成績があがっていくよ、というお話。

 

確かに私自身、子どもの頃は社会は暗記科目だと認識しており、案の定苦手でした。
でも大人になってから、少し教科書から離れて前後のつながりを自分のやりかたで見えるようになると、歴史などは子供の頃より興味がもてています。

 

 

 

まとめ

復習するときは、量が多すぎてどこからすればわからなくなりますが、必要な単元に絞って、かつ他との単元のつながりも説明してくれていてとても参考になりました。

 

比較的理系が得意な私としては、社会科目でも同じような本出てほしい…!
(RISU Jpan株式会社は算数特化なのでここから出ることはないと思いますが…)

 

大元となる基礎の単元は3年生くらいまでには学ぶと思うので、小学3~6年生くらいで我が子の算数どうなんだろう?と思われるかたは読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

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